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カテゴリー: ブログ

「十二国記」の続き

アメブロにも書いたのですが、ライトノベルで私の性格を変えた良書のひとつです。

主人公の中島陽子は常に親や同級生の目が気になる学級委員長で、そんな彼女が麒麟である景麒に異世界である十二の国からなる世界へ放り出されることから始まる物語です。

私もその頃は部活動にも入り、そこそこ仲良い友達もいたりはしていたのですが、好意に見返りを求める癖がついており、それ以外の無償のボランティアなどする人の気持ちが分かりませんでした。結局のところ「いいことをした自分」という評価が好きなんだろうと思っていたのです。

人の評価が自分のアイデンティティであった陽子は、自分を災厄を連れてくる異邦人(海客)としか見ない周りにすぐ恨みつらみ・疑心暗鬼にとらわれ、唯一親切にしてくれた半獣の楽俊も疑い見殺しにしようとします。

そんな中で、陽子が絞り出すように言った言葉「人に親切にされなければ親切にしてはいけないのか」「人が私に親切にすることと私が親切にすることには何の関係もない、私がそうしたいからするんだ」というセリフには当時雷に打たれたような心地がしたものです。

その頃から、私がしたい事を基準に行動を考えるようになりました。そんな「十二国記」も発表されて30年、あの頃の気持ちのまま歳は取れているでしょうか?

当然この仕事は報酬を頂く仕事ではありますが、その人の人生に私ができることがあればしたいという一念を忘れずに向かいたいと思うのです。

#行政書士 #十二国記 #鳥取県 #米子市 #相続相談

ジェンダーギャップ指数日本116位、では鳥取は

3月8日の世界女性デーに合わせ、世界各国の男女間格差を測るジェンダー・ギャップ指数はスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表しており、日本は116位(前年120位)となり、先進国としては最低ランクでした。いまだ令和の時代に「男は結婚したいと思っているので女の人は鷹揚になりなさい」などど偉い人が言ってしまうぐらい、女性の人権意識というものに鈍感であればこの順位でも仕方がないのかもしれません。

さて、おらが地元の様子はどうだということで、上智大法学部の三浦教授や経済学部の竹内明香准教授からなる「地域からジェンダー平等研究会」が、都道府県版ジェンダー・ギャップ指数の試算を公表されました。

内閣府の統計など、いずれもオープンデータの計28指標を選び「政治」「行政」「教育」「経済」の4分野で算出。その結果、行政の1位は鳥取で、政治の1位は東京、教育は広島、経済は沖縄がトップだった。指数は1に近いほど男女平等であることを示し、反対に男性ばかりで女性が1人もいないとゼロとなります。https://digital.kyodonews.jp/gender2022/paid_ranking

鳥取県は0.395という約4割の女性幹部職の登用が実施されているとことで、2代に及ぶ片山・平井知事の施策により県庁から女性幹部登用が始まりそれが市町村へ伝播した形になっています。女性課長さんは今や珍しいことではありません。このほか教育部門では10位 0.42、経済部門では島根県と同率の11位 0.362となっています。手放しで喜びたいところですが、官公庁・銀行・学校などの皆の手本となる企業においてはそうでも、一般ではまだ男性優位なところはあります。しかし地方では男性の所得も多くはないので、夫婦が共働きをするのは当然!だから私だけに押し付けるのは違うよねという意見はハッキリ言える環境です。

鳥取の女性が特にエネルギッシュというのではなく、近くに頼れる実家があり、保育所・幼稚園の待機児童はゼロ、通勤は車でノンストレスとなれば、特に子供ができたからと言って仕事辞めることもないよな・働くかという気分になるのは自然の流れかと…あとは男性陣が育児や家事にも積極的に参加するようになればもっともっと指数は上がっていくのでは?と思います。

【米子まちゼミ】通帳整理から始める終活やることリスト

6月28日に米子まちゼミの一講座として、「通帳整理から始める終活やることリスト」の題目でセミナー及び質問会を行いました。

当日は5名の参加者と、エンディングノートの「通帳整理」部分を中心に、生前取り組んでおくと後で助かること及び死亡後に行う様々な手続きを時系列で示した資料を見ながら、「ああ、私これに備えてないわ」とか「これ親に書いてもらわんと」など、受講生同士も情報交換を活発に行い、「ぼんやりとしていた終活のイメージが具体的にリスト化できた」と好評でした。


そこで、この記事ではゼミでもお話しした「通帳整理」こそ最も早く取り組むべき終活である理由をポイントを整理してご紹介します。


生計の状態を分かりやすくするため(家族への負担軽減)

名義人が死亡すると、銀行はそれを知った時点から口座を凍結し、引き出しや公共料金の振り込みなど一切できなくなってしまいます。解除または一部引き出しには銀行ごとに窓口で必要書類を揃えて手続きが必要となります。休眠口座は整理し、近所に支店や出張所がある銀行をメインとし、管理に負担のない口座口数に整理しておけば、家族や親族への負担は減るでしょう。特にネット銀行においては通帳を発行していないケースが主であるため書き残すことが重要です。

今後に向けお金の管理をしやすくするため

銀行口座を整理することで預貯金の総額、毎月の引き落とし日とその総額が分かりやすくなり、今現在から老後へのマネープランが立ちやすくなります。そして通帳を見返すことで出費の断捨離や不要なサービスの見直し、クレジットカードの整理にもつながっていくことでしょう。

介護・相続に備えるため

名義人の資金を移動することなく管理を家族でしたい場合の選択肢の一つに、銀行によっては代理人カード(生計を同じくする親族に限る)が作成できることがあります。また任意代理人届を出すことで預金を引き出すことが可能となる制度を採用する銀行もあります。きちんとした形で本人の預貯金を管理することで、相続となった時にも親族間でトラブルが発生するケースはぐっと減るでしょう。